日産、EV低迷続くも開発継続 販売目標「達成2~3年遅れる」

2013.11.21 06:00

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は20日、低迷が続く電気自動車(EV)の目標販売台数について、「(ルノーとの合計で)150万台という目標は変えないが、2016年度としていた達成時期が2~3年遅れる」と述べた。

 同日から報道陣向けに公開された東京モーターショー内での会見で明らかにした。

 累計の販売台数は、今年10月末時点で計約12万台(うち日産は8万7000台)。今年7月時点からの3カ月間で2万台伸びるなど、販売ペースが上がっているが、「150万台の目標は不可能」との声が上がっていた。

 ゴーン社長は、インフラ整備が想定よりも進まなかったことなどを理由にあげる一方で、「EVは技術開発の柱の1つ」として今後も開発を続けていく方針を改めて示した。

 トヨタ自動車などが次世代エコカーと位置付ける燃料電池車に関しては、「どのメーカーも20年までは量販はできないだろう」と指摘した。

 日産は、当面、EVを環境対応車の柱とする考えを強調した。

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