■「SUPER GT」でも熾烈な争い
世界の自動車メーカーが注力する「カスタマーレース」は、競技に参加したい個人がメーカーから専用車両を購入して出場するプライベーターの大会だ。日本の「SUPER GT選手権」では、GT300クラスにたくさんのプライベーターが出場し、各社のマシンが激しいバトルを繰り広げている。各メーカーが参加する裏には、どんな狙いがあるのか。
《参加に積極的な「ジャーマン3」》
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ3社は欧州、北米や日本で積極的にカスタマープログラムに取り組んでいる。とくに日本のGT300など世界で使用される国際規格の「GT3」車両は、各社が開発にしのぎを削る。
モータースポーツを「究極の挑戦」と位置づけるメルセデスは、2007年にプログラムを本格始動。11年に同社初のカスタマーレース用車両「SLS AMG GT3」で参戦を始めると、瞬く間に勝利を積み重ね、すでに80台以上が世界のレースで戦っている。