しかし3代目を継いだ時点で「先代の意向は全うされていない」と判断、もう一度原点に立ち返ることと、合わせてその作業に若い集団の知恵を結集することを打ち出した。
いまその方針の下に取り組んでいるのが、「寿長生の郷活性化プロジェクト」、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールとの「公式スポンサー契約」、そして「草津店開設プロジェクト」だ。
郷活性化プロジェクトには、生産現場はじめ営業、総務など各セクションから15人の若手社員が集結し、寿長生の郷を和菓子づくりにどう生かすかを中心に、改めてその“あり方”を議論している。その中には、年間6万人にのぼる郷への来場者をさらに増やし、いかに楽しんでもらうかというソフト開発も含まれている。
びわ湖ホールとのスポンサー契約は、同ホールがオフィシャルスポンサーを募集したのに応じ、7月に第1号公式スポンサーに名乗りを上げた。今後は、この文化施設との連携を、菓子づくりや寿長生の郷の活性化に反映させる方法を考える。
草津店開設は、来年7月にJR琵琶湖線草津駅前に商業施設が完成するのに合わせて、テナントとして新店舗をオープンする。現在、営業企画の若手社員3人によるチームが、店舗内容を検討している。新たな商品の発売はもとより店舗運営そのものにも、現在の全国70店を数える既存店舗にはない新味を持った“面白い店”づくりを目指しているという。