--今後どんな活動を
「まず社員たちとびわ湖ホールが発信する音楽文化を学び、これを和菓子づくりに生かしたい。将来的には、いま若い社員たちが考えてくれている『寿長生の郷』活性化の一環として、郷にあるイベントホールなどを活用し、ホールとのコラボレーション企画により、声楽アンサンブルをはじめとする舞台芸術を発信できればと考えている」
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【プロフィル】芝田冬樹
しばた・ふゆき 1984年、叶匠壽庵に入社。2002年企画室長、商品企画室長兼生産副本部長、執行役員・生産本部長兼商品本部長を経て、09年副社長就任。12年5月から現職。49歳。滋賀県出身。
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≪イチ押し!≫
■銘菓「あも」 40年余のロングセラー
会社設立後間もない1971年に、大津市の長等総本店で産声をあげた「あも」は、発売以来40年余に及ぶロングセラー商品で、叶匠壽庵を代表する銘菓である。
小豆と餅のシンプルな素材の組み合わせの棹(さお)菓子だが、その中にはこだわりがいっぱい詰まっているという。
小豆は、手炊きにこだわり、粒をつぶさないようにしながら丹精込めて1日に何度も炊く。餅は「求肥(ぎゅうひ)」。赤ちゃんの肌のようにつるつるときめ細かい。餅に焼き塩の風味を効かせた塩味のものもあり、生産現場の責任者を務めた芝田冬樹社長は「いずれも職人たちが日々匠の技を磨きながら変わらぬ味を引き継いでいる」と胸を張る。
1本は重さ350グラム。自宅用は1155円、贈答用などに包装、掛け紙などをほどこした商品は1260円。