このうち日立アプライアンスの「白くまくん」や三菱電機の「霧ケ峰」の新機種は、センサーを使って効率よく温める機能が好評という。今月1日発売の霧ケ峰の最上位機種は、前年実績の2倍以上のペースで売れている。パナソニックは室内を素早く暖める機能が好評という。
また、富士通ゼネラルが来年1月から順次投入する「ノクリア」の新機種は、無駄な運転を検知した場合に音声で知らせ、ボタン一つで最適な運転に切り替えてくれる機能が売りだ。
各社にとって、冬商戦の位置づけは、年を追うごとに重要性が増してきている。日本冷凍空調工業会の調べでは、12年10月~13年3月の国内出荷台数は294万台で、10年前に比べ4割近く伸びた。シャープの営業担当者は「安全を重視し、石油燃焼系の暖房機から買い替える動きが進んでいるため」と指摘する。
寒冷地で伸び
暖房用機器として購入する動きを顕著に表しているのが、東北や北海道など寒冷地での販売の伸びだ。日冷工によると、12年の出荷台数全体に占める東北6県の構成比は4.9%で、10年間で1.7ポイント増えた。