“百貨店過剰”の行き着く先は? 「大阪のみではパイの奪い合い」と危機感 (2/4ページ)

2013.11.25 06:00

平日でも大勢の来店客でにぎわう阪急百貨店梅田本店の総菜売り場。広域から集客し、いかに売り上げにつなげるかがカギとなる=大阪市北区(安元雄太撮影)

平日でも大勢の来店客でにぎわう阪急百貨店梅田本店の総菜売り場。広域から集客し、いかに売り上げにつなげるかがカギとなる=大阪市北区(安元雄太撮影)【拡大】

  • 地域別百貨店売上高の推移

 集中、連携…商圏拡大に必死

 大阪の百貨店関係者の間には、常にある不安がつきまとう。「全国から人が集まる東京とは異なり、大阪では市場のパイが広がらない」。阪急阪神百貨店の荒木直也社長はこう話す。

 市場が縮小傾向の中でどう生き残りを図るのか。各社とも「商圏の拡大」を打ち出すが、そのアプローチは各社各様だ。

 阪急百貨店は神戸と京都の店舗を閉鎖し、梅田本店に集中する戦略を敷く。まだ地元の競合店に勝てるほど地力はないものの、それでも「神戸、京都の客を着実に奪いつつある」(流通関係者)という。

 増床後の1年で近畿、西日本エリアからの阪急阪神百貨店のクレジットカード顧客による売上高は前年の約2倍に伸び、狙いはひとまず成功。荒木社長は「西日本の富裕層が梅田に買い物に来ている」と明かす。

「ゼロサムゲームにならないように各店舗は商圏外から顧客を獲得する工夫が必要だ」

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