日本M&Aセンターの成約件数【拡大】
帝国データバンクが約41万社を対象に実施した調査(2011年)によると、全体の3分の2は後継者が不在だった。年商1億円未満では7割を超えた。後継者を育成せずに経営者が高齢化。事業承継がうまく行われず、倒産・廃業するケースも増えている。調査時の社長の平均年齢は59歳7カ月。高齢化は着実に進み、放っておけば、事業が立ち行かなくなる。決断は早ければ早いほどいい。
家族会議後、アペックスのビューエル社長は、日本M&Aセンターを通じ、買収を希望する100社の中から10社と面談。会社の理念に共鳴できた、お茶や健康食品などを通信販売するティーライフ(静岡県島田市)と合意する。
東京での初対面のとき、ティーライフの植田伸司社長は開口一番、「M&Aが実現しなくても、今後取引していきたい」とビューエル社長に熱意を伝えた。100社の中から選んでくれたことが、何よりもうれしかったという。