東電がシェールガス専用タンク 国内初、富津火力に建設へ

2013.11.30 09:26

 東京電力は29日、千葉県富津市の富津火力発電所(出力計504万キロワット)に新設する液化天然ガス(LNG)タンク2基について、平成29年から輸入する北米産の新型天然ガス「シェールガス」専用とする方針を固めた。

 原子力発電所の停止で火力発電用燃料費が膨らむ中、安価なシェールガスを増やし、コスト削減を徹底する。

 東電は、原発再稼働が見込めない中、29年から米国産シェールガスを調達するなどLNGの輸入量を増やすため、富津にタンク2基を増設するなど10年間で総額約400億円を投じる計画。

 シェールガスは、エタンやプロパンなどの含有率が少なく、メタン成分がほぼすべてを占める。その分、発熱量が通常のLNGより低く、比重も軽いため「軽質」と呼ばれる。

 現在、東電が調達するLNGの大半は「重質」で、重質と軽質を同じタンクに入れると、両者が反応して気化ガスが爆発的に増える危険性があるという。

 東電は当初、シェールガスと既存のLNGの成分を調整しながら、同一のタンクで貯蔵することも検討した。しかし、今後のシェールガスの輸入増を見据え、新設する2基については「シェールガス」専用とする方針を固めた。

 北米産シェールガスの価格は、東電が現在購入している原油価格連動のLNGに比べ約6分の1。東電は今後10年間で、調達するLNGの半分に相当する約1千万トンをシェールガスなど安価なガスに置き換えていく方針を掲げている。

 また、シェールガスと既存のLNGを混ぜ合わせて発電しても故障しないよう発電設備の改良工事に着手するが、資金難の中、他社と組むことも検討する。

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