2012年以降に設立された主なCVC【拡大】
フォーラムは昨年も行われたが、有志による勉強会だった。CVCの設立が増え、関心が高まる中で、協会の主催に“格上げ”されたという。
今年はNTTドコモやフジ・メディア・ホールディングス、TBSホールディングスが新たにファンドをたち上げた。中でもドコモのファンドは投資枠が100億円に達する。スマートフォン(高機能携帯電話)などIT(情報技術)の進歩で周辺業界との垣根が崩れる中、通信会社や放送会社は技術力や情報収集力の強化を急ぐ。投資の意思決定を迅速にできるCVCは魅力的だ。
昨年2月に投資枠50億円、運用期間10年のファンドを創設したKDDIは、今年の投資先が11社と前年の6社を大幅に上回り、早くも投資枠のうち30億円以上を使い切った。投資先には海外の5社が含まれる。
KDDIの高橋誠執行役員専務は「ファンド創設で投資の機動力が高まった」と話す。