「クローバーラボ」のオフィスに設けられたバーカウンター【拡大】
社内バー、社長席はバランスボール、柱と壁はホワイトボード…。大阪市にある交流ゲーム開発ベンチャー、クローバーラボの本社オフィスは、通常の企業では考えられない設備が整っている。社員間のコミュニケーション円滑化に役立っているというのだが-。
社内バーで本音トーク
大阪市北区の9階建てオフィスビル。クローバーラボはその5階に入居している。交流ゲーム大手ディー・エヌ・エー(DeNA)が配信する「Mobage(モバゲー)」の人気ゲーム「勇者と魔王」などを手がける注目企業だ。
約80坪(264平方メートル)のフロアを見渡すと、まず目につくのが、入り口脇の4人が座れるバーカウンターだ。
「東京には『社内バー』がたくさんありますが、大阪ではまだ少ない。“本音”のコミュニケーションを図れる場所を社内に作りたかった」
小山力也社長(33)はこう力説する。
バーは午後7時の終業後に“オープン”。バーテンダーはいないが、社員それぞれが自ら酒を作って同僚に振る舞うのが慣例という。もちろん参加は自由だ。