エイコー本社1階に設置された、新人社員の自己紹介を流すディスプレー=大阪市中央区【拡大】
OA機器販売会社として知られるエイコー(大阪市中央区)は毎年、新入社員の自己紹介動画を本社ロビーのディスプレーで放映し、他の社員や来客に見てもらう。通り一遍の抱負だけでなく、アイドル好きを公言したり、「体育会系」をアピールしたりと、性格やプライベートまで踏み込むユニークさだ。「誰でも一度で顔と名前を覚えてもらえる」試みとして脚光を浴びるが、きっかけは何だったのか。
自然に覚えてしまう
「趣味は音楽とカメラ、散歩とそして…アイドルがすごい好きです!」
今年4月。本社1階ロビーのエレベーター前に設置された40型のディスプレー。入社したばかりの20代「眼鏡男子」が元気な声でPRする映像に、来客は思わず足を止めた。
このほか、ある女性は「趣味は献血で体力が有り余っています。体育会系です」と宣言。別の男性は「特技は12年間続けた剣道。自信があるのは、この笑顔です」と得意のスマイルを披露する。