エイコー本社1階に設置された、新人社員の自己紹介を流すディスプレー=大阪市中央区【拡大】
営業職が社員の約60%を占める中、幹部は「まず自分をアピールすることが仕事の入り口。自己紹介の難しさを体感してほしい」と狙いを明かす。
ある社員は「入社時の自己紹介映像が反面教師。魅力的な笑顔の作り方を考えるようになった」という。
映像発展の可能性
エイコーは近年、OA機器販売会社としての枠にとらわれず、節電商材やメガソーラー設備の設計・施工などの多角化にも乗り出しているが、事業分野が専門化し、全社的な情報共有は年々、難しくなっている。
だが、新入社員の自己紹介動画の成功をきっかけに、各事業分野の仕事を紹介する映像もつくってみようとの機運が盛り上がってきた。
自己紹介動画が、社内の情報共有化のツールに発展していくかもしれない。(板東和正)
◇会社データ◇
本社=大阪市中央区南船場2-5-2エイコービル
設立=昭和49年1月
事業内容=OA機器関連事業など
資本金=9千万円
売上高=152億円(平成24年度)
従業員数=350人(25年1月現在)