柏原康夫会長主催で開かれる、京都銀行の読書勉強会「画竜塾」=京都市下京区(京都銀行提供)【拡大】
幹部の経営感覚を磨こうと、京都銀行で月に1回、「画竜(がりょう)塾」と呼ばれる読書勉強会が開かれている。柏原康夫会長が発案、主催するこの勉強会は、毎回、課題となる図書が決められる。勉強会に出席する幹部は事前に指定された本を読み、当日、15~20人が集まって本の内容について意見を述べ合う。課題となる本のジャンルはさまざまだ。そこには特定の分野に傾注せず、幅広い視野で経営を考える人材になってほしいという思いが込められている。
多忙な幹部こそ、本を読む時間を
画竜塾は昨年4月、「多忙な幹部にこそ、読書の時間をもってほしい」と柏原会長が主催者となって始めた。対象は部長クラス。原則、毎月第3木曜日、仕事が終わった午後5時から約1時間開く。
課題図書は柏原会長と事務局が選定。幹部は課題図書を購入して読み、それについてのリポートを画竜塾の数日前に事務局に提出する。そして塾の当日、会長や他の幹部の前で一人ずつ感想を話す。