「クローバーラボ」のオフィスに設けられたバーカウンター【拡大】
同社経営企画室の荻野侑さん(26)は「外に飲みにいっても2軒目は“会社”ということもよくあります」と笑う。
設立からわずか4年という若い企業で社員もほとんどが20~30代。現在の社員は43人にまで増えたが、これまでに退職したのは寿退社を含めて4人にとどまる。移り変わりの激しいベンチャー企業では、異例の少なさだろう。
社内バーが、社員の結束を高める一因となっているのは間違いなさそうだ。
壁がホワイトボード
フロア内の太い柱や会議室の壁には、落書きのような細かい字が書き込まれているが、実はホワイトボードで簡単に消したり、書いたりできる。
小山社長は「もともと、どこでも話し合いができるように設置しました。可視化すれば、自然とイベント管理などもスムーズになった」と説明する。
同社は23年12月に現在の場所に移転したが、椅子が足りなかったため、小山社長は自分の席をバランスボールで間に合わせ、今も使っている。
「もちろん座っていると辛いですが、仕事を早く終わらせようという気持ちになるので、効率化できる」とか。