節約や健康志向などで盛り上がりを見せる自転車ブーム。近ごろは“ママチャリ”ではなく、速くて小回りが利く「クロスバイク」など高級車種が人気を集めている。東日本大震災での帰宅難民問題などをきっかけにした自転車通勤の「ツーキニスト」や、趣味やエクササイズ目的のユーザーも急増中で、高級自転車市場は活況だ。
大阪で高級店が急増
日本最大級のスポーツ自転車展示会「サイクルモードインターナショナル」が11月9~10日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれた。国内外から65社・団体が出展し、約1万5千人の自転車愛好家が大集結。デザインや使いやすさ、耐久性に優れたクロスバイクやロードバイクなどが注目を集めた。
大阪市内では近年、こうした高級車種を扱う店が相次いでオープン。「ベックオン」(同市中央区)は、ネット販売を専門に手がける「ワールドサイクル」(堺市)が今年10月に出店した初の実店舗だ。