日本製紙連合会が20日発表した11月の紙・板紙需給速報によると、紙・板紙の国内出荷量は前年同月比1.9%増の223万5000トンとなり、5カ月連続で前年を上回った。
品種別では印刷・情報用紙が3.1%増の70万4000トンと引き続き好調。輸入紙が減った分の国内生産品への振り替えが続いているほか、製紙各社が打ち出している価格修正から、前倒しで需要が増えていることも奏功した。一方の衛生用紙は1.0%減の15万4000トンと3カ月ぶりに前年同月を下回った。衛生用紙では、約4割を占めるティッシュを中心に輸入が増えていることが要因だ。
輸出は34.9%増の7万5000トンで15カ月連続の増加となった。東南アジア向けを中心とした段ボール原紙などの板紙の海外需要は引き続き好調で、前年同月に比べ倍増となった。
製紙連では「引き続き国内の需要は堅調」とした上で、来年4月の消費増税を前に「段ボールや紙箱などの前倒し需要があるかもしれない」としている。