自前の窓口がないソニー銀はコンビニATMを入り口に顧客を呼び込み、投資信託や外貨預金などの資産運用につなげてもらうのがビジネスモデルだ。それには入り口の敷居の低さが絶対条件。現在約8万の提携ATMがあるが、ATM設置数を急伸させているイオン銀行との提携を検討するなど、ATM網の整備を進める。「個人の味方と思われたい」(高木ソニー銀部長)とアピールに余念がない。
2010年からコンビニATMの有料化に踏み切っている楽天銀行にも、追い風になりそうだ。楽天銀は預金残高や取引頻度に応じて楽天市場で使えるポイントをつけるなど、楽天グループの強固な基盤を生かしたサービスを展開。「他行にできない独自のサービスで勝負する」(福永耕一執行役員)余地が広がる。
また、ネット銀行でありながらATMの入出金手数料が収益の95%を占めるセブン銀行はどうか。セブン銀はコンビニ中心に1万9000台のATMを設置し、約580の金融機関と提携している。それだけに提携行のコンビニATM有料化で、利用件数が落ちれば衝撃は大きい。