お掃除ロボット「四角」の合理性 脱出しやすい円形をやめたワケ (2/7ページ)

2013.12.23 07:00

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する【拡大】

  • 本体裏側。両サイドのサイドブラシと中央のメーンブラシを1つのモーターで駆動しているという
  • ダストボックスは、メーンブラシのすぐ上に備えられている
  • 開発担当者のSimonYoon氏
  • 韓国・釜山にあるエレクトロニクスの工場。残念ながら工場内の撮影はNGだった

 「LGでも、最初は丸いお掃除ロボットを作っていました。LGでは、2003年に初めてお掃除ロボットを発売してから、コンスタントに新モデルを発表し続けています。形が四角くなったのは、13年モデルからなんです」と、開発担当者のSimon Yoon氏は言う。

 形を変えた理由は1つ「ニーズがあったからだ」

 「これまでになかった新しいタイプの製品ということで、お掃除ロボットに対するユーザーの期待値は当初かなり高かった。しかし、実際に使い始めてみると、お掃除ロボットだけでは掃除が完結しないと感じるユーザーが多く、お掃除ロボットのほかにもう1台掃除機を用意していた。特に、不満が多かったのが、コーナーの掃除。このため今まで丸かったお掃除ロボットを四角くするための技術開発を進めた」

 形を全く変えてしまうのだから、相当なチャレンジだっただろう。

形を変えることで生まれる不利を技術で補う

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!