「確かに椅子の下などの複雑な形から脱出するには、円形がベストだ。そこで考えたのが、本体の上と下両方にカメラをつけること。室内をしっかり検知すれば、本体がどこかに入り込んでしまう可能性が少なくなる。また、業界で初めて、アルゴリズムも搭載した。掃除するたびに学習するので、より効率的な掃除が可能になる」
形を変えることで生まれる不利を技術で補ったというわけだ。HOM-BOTにはほかにも、さまざまな機構を搭載する。例えば、前方についている3つの超音波センサー。超音波を用いることで、透明なガラスも認識し、ぶつかることがない。
運転音も静か
HOM-BOTのもう一つの大きな特徴が音が静かなことだ。しかし、そもそもお掃除ロボットの運転音が小さい必要があるのか。筆者は、お掃除ロボットのヘビーユーザーだが、使うのはいつも外出中。そのため、運転音に対して不満を抱いたことは一度もない。