お掃除ロボット「四角」の合理性 脱出しやすい円形をやめたワケ (6/7ページ)

2013.12.23 07:00

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する【拡大】

  • 本体裏側。両サイドのサイドブラシと中央のメーンブラシを1つのモーターで駆動しているという
  • ダストボックスは、メーンブラシのすぐ上に備えられている
  • 開発担当者のSimonYoon氏
  • 韓国・釜山にあるエレクトロニクスの工場。残念ながら工場内の撮影はNGだった

 まず聞いたのは、HOM-BOTのマッピング技術。お掃除ロボットはさまざまな方式があるが、ルンバはランダムに動き、室内を何度も往復しながら、同じ場所を何度も掃除することで、ゴミをしっかり取り除く方式。掃除に時間はかかるが、ゴミの取り残しが少ない。

 一方、HOM-BOTは、室内をマッピングして、部屋の隅から順に掃除する方式。進路はまっすぐで、ルンバのランダムな動きとは全く違う。

 「マッピング技術では、HOM-BOT自身が部屋のどこを掃除したのか、どこを掃除していないのかを理解している。やり残したところがあれば、迷いなくまっすぐ進んで掃除する。ランダム方式と比べて一番の長所は、複数の部屋もすべて掃除することができる点。本体上部のカメラで、室内の4つの角を全て検知して、それぞれトライしていくので、部屋のドアが開いていれば必ず、次の部屋に行くようにプログラムされている。1回の充電で約1時間の連続運転が可能だから、150平方メートル程度の部屋まで掃除できる」(Byung Doo Yim氏)

技術者もユーザーニーズを常に考えているのがよく分かる

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