大王製紙が上海で開いた「ママ教室」。おむつ交換などを教える教室開催を通じ、製品の品質などをアピールしている(大王製紙提供)【拡大】
日本メーカーはアジアへ
中国をはじめ東南アジア諸国では、経済成長に伴う所得向上の影響で、子供用紙おむつの需要が拡大している。「メリーズ」の花王によると、今後は、中産階級や内陸部にさらに需要が広がることもに見込まれ、アジアの紙おむつ市場は2020年には12年比2.2倍の650億枚にまで膨らむと見込まれている。
こういった動きをうけ、メーカー各社もアジアでの展開を加速する。
トイレタリー国内最大手の花王は、「中国を最重点市場」と位置づける。安心・安全が重視されるトイレタリー製品は“反日”に強く、12年秋の反日デモの際も日系企業のベビー用品はほとんど影響を受けなかったともされ、「反日に強い」のが強みだ。
花王は09年以降、子供用おむつを日本から輸出していたが、中国での同社製品の人気沸騰を受け、昨年中国安徽省に工場を竣工(しゅんこう)。今年1月から、中間所得者向けの新製品「メリーズ瞬爽透気」を販売している。価格も、従来の輸出品の6割程度に抑えた。