大阪地区百貨店売上高の推移【拡大】
4百貨店の売り場面積は約26万平方メートルと、国内最大ターミナルである東京・新宿の約21万平方メートルを上回る大激戦区。さらに大阪駅ビルのファッションビル「ルクア」なども加わり顧客争奪戦は熾烈(しれつ)を極めている。
昨秋に増床開業した阪急梅田本店は平成25年度の売上高目標を当初、2130億円に設定していたが、今年5月に1900億円に修正。さらに10月には1880億円にまで引き下げた。JR大阪三越伊勢丹は不振に悩み、専門店誘致などの改善策を模索している。
“大阪流通戦争”ともいえる状況で、戦線は南にも拡大。日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で6月、近鉄百貨店の「あべのハルカス近鉄本店」が一部開業した。完成すれば売り場面積が国内の百貨店では最大の10万平方メートルとなる巨艦だ。8月末までの売上高は前年同期の旧阿倍野店と比べ35・1%増と一見好調だが、目標の88・8%にとどまった。