日本のプラズマ技術はどこへ? 篠田プラズマ事業停止、パナソニック撤退 (2/5ページ)

2013.12.31 11:00

新しいディスプレーを説明する篠田傳社長=3月26日、神戸市中央区

新しいディスプレーを説明する篠田傳社長=3月26日、神戸市中央区【拡大】

 当時、PDPと同じ発行原理で、ペラペラのため折り曲げることもできる次世代の大画面フィルム型ディスプレー、プラズマ・チューブ・アレイ(PTA)の研究のめどが立ちつつあった。この研究成果を切り出し、資産を譲り受ける「カーブアウト」という新しい形態の設立したのが篠田プラズマだ。

 プラズマテレビが、液晶テレビと薄型テレビ市場の覇権を争い、パナソニックが兵庫県尼崎市に大規模工場を建設するなど勢いのあった時期だった。PTAはPDPや液晶パネルの10分の1の軽さに加え、消費電力を従来の大型ディスプレーの半分以下に抑え、次世代ディスプレーとして期待されていた。

 篠田氏は当初、「将来は世界で数兆円の市場規模に育てたい」と意欲を示していた。

 「プロジェクトX」

 篠田氏のフルカラーのプラズマテレビ開発への険しい道のりは、NHKの番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で取り上げられ、大きな反響を呼んだ。

どうしてもカラーPDPを研究したい一心で…

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