日産自動車は6年ぶりに全面改良したSUV(スポーツ用多目的車)「エクストレイル」を12月16日に発売した。
3代目となる今回は外装をやや丸みを帯びたデザインに一新したほか、一部のモデルではカメラで前方の車両や歩行者を認識し、衝突しそうになると自動でブレーキがかかるシステムを採用し、安全性を高めた。ガソリン1リットル当たりの走行距離をこれまでより4.4キロ長い16.4キロと燃費性能も大幅に向上した。価格は224万9100円から。
日本市場向けの商品企画を担当する富岡保リージョナルプロダクトマネージャーに開発の狙いを聞いた。
--新型のコンセプトは
「エクストレイルはアウトドアイメージと自己主張がある独特のポジショニングを確立している。現在、SUV市場の大半は無難な街乗り系だが、今のポジショニングをちゃんとキープしながらいかに市場の大半を占める競合車の需要を取り込めるかを考えた」