会長人事も現役会長が独断で決め、会員企業や事務局はその決断を追認する手法だ。他団体首脳は「これだけグローバル化が進み、経営に透明性が求められる時代にこんなやり方ではいくら政策提言をしても信用されない」と指摘する。
榊原氏の母体である東レは名門企業とはいえ、米倉氏が会長の選考基準に挙げた「日本を代表する製造業」としては経営規模が小さい。現役副会長にトヨタ自動車、三菱重工、新日鉄住金、東芝など有力製造業の現役トップが居並ぶなか、東レで実践してきたイノベーションに向け、リーダーシップを発揮できるのか。
榊原氏の求心力やガバナンス(統治力)能力に注目が集まる。(早坂礼子)