海洋研究開発機構の調査船「かいよう」に引き揚げられた無人海底探査機「江戸っ子1号」=2013年11月、千葉県房総半島沖(同機構提供)【拡大】
本格的な探査機だと開発に10年以上の歳月と100億円以上の開発費がかかるが、おもりが付いた探査機を海底に沈め、作業終了後に船上からの音波でおもりを切り離し、浮上させる簡易な仕組みを採用。市販品の部品を多く取り入れることで製作コストを2000万円に抑えた。
次は、商品化を成功させないといけない。研究機関や水産関係の学校などの需要を見込んでいるが、大手の発注を請け負ってきた中小企業は商品設計や市場調査のノウハウが乏しい。「下請け体質からの脱却を目指す」という目的の達成に向け、14年は大きな正念場を迎える。
中小企業が連携したプロジェクトの先駆けとして知られるのが、大阪府東大阪市の小型人工衛星「まいど1号」だ。02年に東大阪宇宙開発協同組合(現宇宙開発協同組合SOHLA)が設立され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力も受け、09年1月に打ち上げに成功。地球の撮影などのミッションをこなし同年10月に運用を終えた。