日本製紙連合会は20日、2013年の紙・板紙の内需実績見込みが、前年比0.3%減の2765万8679万トンだったと発表した。昨年年初に見込んだ予測(1.5%減)からは、1.2ポイント上振れた。上期が2.0%減だったのに対し、下期はアベノミクス効果が顕現し、1.4%増と回復基調を示した。
円高是正で輸入が12.2%減と大きく減少したが、その分、国内出荷が1.2%増と回復。国内出荷の増加は3年ぶりだ。
同時に発表した14年の需要見通しは、0.7%減の2745万8000トン。消費増税の影響は増税前後で相殺されるとみている。冬季五輪やサッカーW杯などで印刷・情報用紙の増加が見込まれるが、人口減やIT化に伴う紙離れによる構造的な減少をカバーしきれないとみる。
製紙連の芳賀義雄会長(日本製紙社長)は「景気回復が本格化し、今年も見通しを上振れさせる形で進んでいければ」と景気回復へ期待を寄せた。