トヨタ自動車は23日、グループのダイハツ工業、日野自動車を含めた2014年の世界販売計画を前年比4%増の1032万台としたと発表した。海外の自動車大手を含め、初めて1000万台の大台を超えるメーカーが誕生することとなる。素材、部品メーカーなど関連する企業の裾野が広いだけに、販売の好調ぶりは、日本経済全体の成長を牽引(けんいん)することになりそうだ。
内訳は、国内が5%減の218万台で、海外が6%増の814万台。
国内は、4月からの消費税増税前の駆け込み需要の反動減などの影響でマイナスを見込んだ。
海外は、景気回復で販売が好調な米国で3%増の230万台、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題で落ち込んだ受注が回復した中国は、20%増の110万台以上を計画している。