番組をめぐっては、親が育てられない子供を匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)が「施設の子供や職員への誤解、偏見を生む」として日テレに放送中止を要請。全国児童養護施設協議会や全国里親会なども抗議した。日テレは放送継続の意向を示したため、慈恵病院は22日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に人権侵害の申立書を送付した。
BPOによると、同委員会が過去にドラマについて審理入りした例はなく、関係者は「ドラマは報道やドキュメンタリーとは性質が異なり、どう扱われるかは分からない」と当惑する。
批判が目立つ同作だが、上智大の碓井広義教授(メディア論)は「虐待など児童問題に対する一般人の意識を喚起させる意味はあり、子役の演技も圧倒的」と評価し、「作り手の意図が必ずしも見えていない現段階で放送を中止すべきではない」と話す。