手当の支給対象となる資格は計118。高圧ガス製造保安責任者、非破壊検査技術者など製造現場に関係する資格はもちろんだが、TOEIC、基本情報処理検定、環境社会検定など多岐にわたる。難易度の高い公認資格だけでなく、製品の品質管理知識のように社員が講師となってテストをし、認定する社内資格まで対象とする幅広さだ。
支給額は、難易度などにより月500円から1万2千円まで。一度取得すると退職するまで支給が続く。30年ほど前の制度創設から年々取得者が増え、今や9割以上の社員が何らかの資格を持つ。10件以上の資格を取得し、毎月5万円ほどの手当を稼ぐ“猛者”もいる。
会社の負担額は年6千万円にのぼるが、同社は「社員の意識、能力が高まるならかまわない」と意に介さない。支給の対象となる資格の種類は年々増える傾向で、今後も継続する方針だ。