「全日空の強みである羽田の国内線のネットワークを生かせる意義は大きい」。持ち株会社のANAホールディングスの伊東信一郎社長はこう語る。国内各地の旅客が全日空の国内線で羽田に集まり、国際線に乗り継いで海外に行くという姿が描けるからだ。
一方、日航は羽田の昼間時間帯の国際線発着枠で、全日空を大きく下回る5便を得た。英ブリティッシュ・エアウェイズとの共同運航(コードシェア)便を飛ばすロンドン線で自社運航便を加えるほか、深夜早朝時間帯で運航しているシンガポール線とバンコク線を昼間時間帯に増便。パリ線は、羽田発の時刻を深夜から昼間に変更する。