ファーストリテイリングは2013年8月期に売上高1兆円を超え、そのうち約35%を海外事業が占める。中でも02年に進出した中国の店舗数は昨年11月末時点で香港含めて270店と世界の全店舗の2割以上に達し、13年には上海に世界最大規模の旗艦店を出店。生産、販売の両面で中国での展開に注力している。
柳井正会長兼社長は20年に売上高5兆円の達成を目標に掲げており、国内では出店余地が限られてきた中で「中華圏は今後の成長ドライバー(推進力)」(岡崎氏)と位置づける。14年8月期も全出店数の半分近い84店舗を香港を含む中国で計画しており、将来的には中国で1000店舗体制を目指す。
ただ海外勢を中心にライバルは多く、思惑通りに進むとはかぎらない。「ZARA」を展開するスペインのインディテックスやスウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)といった有力アパレル企業も中国の巨大需要を狙っており、競争は激しさを増す一方だ。