全日本空輸と日本航空の競争が再び激しくなってきた。国土交通省は公的資金で再建した日航との公平な経営環境を確保するため、3月末に増やす羽田空港の発着枠(昼間帯)で全日空に有利な配分を行った。
だが反発した日航は、夜間帯でベトナム・ホーチミン線の新規開設を申請。対抗して全日空は、いったん発表した国内線の値上げを撤回するなど過熱気味だ。
国交省が昨年10月に配分した羽田空港の国際線発着枠(往復便)は全日空11に日航5。ビジネス需要が見込めるアジア路線は、ほぼ全日空に渡った。
危機感を抱いた日航は、使われていなかった夜間帯に着目、全日空がハノイ線を新設するベトナムで、対抗してホーチミン線の新設を決めた。植木義晴社長は「(国交省に)認可いただけるものと確信している」と話す。