そごう・西武が50代向けに立ち上げた新ブランド「リミテッドエディションアベックモード」=28日、東京都豊島区【拡大】
そごう・西武は28日、衣料品のプライベートブランド(自主企画、PB)「リミテッドエディション」から50代向けの新ブランドを発売すると発表した。デザインや工程管理を自社で行うSPA(製造小売り)商品で、百貨店による本格的なSPAは初めて。
新ブランドの名称は「アベックモード」で子育てを終えた夫婦が一緒に外出する際に、調和の取れた組み合わせができるようデザインや柄を工夫した。SPAによる中間コストの削減で中心価格をジャケットで1万9千円、パンツ・スカートを8800円などメーカー品に比べて3、4割安く設定。
19日の西武池袋本店を皮切りに、西武の所沢、そごうの千葉、大宮、横浜の各店で順次発売し、初年度で5億円を売上げを目指す。
西武・そごうは他社との差別化を図るためPB商品を強化しており、今2月期のPB売上高は730億円にのぼる見通し。27年2月期には1千億円を目標にしている。