洋服や下着などシニア世代をターゲットにしたアパレル商品が続々登場した。加齢に伴う体形変化に対応したものや着用感にこだわったものなどさまざまだ。おしゃれに関心の高いシニア世代が手軽にファッションを楽しめる機会が増えそうだ。(油原聡子)
元気で若い
通販大手のニッセン(京都市南区)が昨年10月、都内で開催したのが、平均年齢70歳のモデルによるファッションショーだ。コンセプトは「もう“シニア”なんて呼ばせない!」。
モデル約30人は一般女性。鮮やかなオレンジ色のコート、ツイードのジャケットに身を包み、ランウエーを歩いた。モデルとして参加した神奈川県鎌倉市の主婦、山田雅子さん(66)は「やりたいことがたくさんある中で、おしゃれもその一つ。私らしさを表現するためにこういう服を着たい、というのはあります」と話す。