従来は、レギュラーサイズとLサイズを集めた売り場はそれぞれ別だった。そのため、年齢とともに体形が変化し、上半身と下半身でサイズが違ってしまう人もいるため、離れた売り場に案内することもあったという。
主に60代以上を対象にした自主編集売り場「スタイルブック」では、重ね着など細く見えて着心地が楽なスタイルを提案。企業と共同開発した細身のニットは着心地に配慮しながらも、すっきりしたシルエット。重ね着にも使えると好評だ。
バイヤーの糸井優子さん(40)は「今までは身幅をたっぷり取った商品が好まれていましたが、最近は重ね着することもあり、コーディネートの幅が広がっています」。
肌ざわりも
イオン(千葉市美浜区)が昨年12月に発売したのが60代の女性をメーンターゲットにした下着「Tuyaka」だ。加齢に応じた体形の変化や着け心地にこだわったのが特徴。下着メーカーのワコールとの共同開発で、ブラジャーやショーツ、カップ付きキャミソールなど11型を展開している。