ソニーは、パソコン事業の撤退とテレビ事業の完全子会社化に踏み込み、本業のエレクトロニクス部門の“顔”とも言える2つの事業で大なたを振るう。しかし同部門の黒字化の達成は来期以降にずれ込むことが確実となった。日立製作所など他の電機大手が好決算をたたき出す中、ソニーは“独り負け”の様相だ。
「エレクトロニクス部門の運営面は進むべき方向に向かっている。この規模の構造改革はここで打ち止めにしたい」。平井一夫社長は6日の記者会見でこう述べ、来期に黒字化を目指す考えを繰り返し強調した。
パソコン事業からの撤退を決断した理由について、平井社長は「市場や業界構造の変化」を挙げた。今後はスマートフォン(高機能携帯電話)とタブレット端末に経営資源を集中する。