利用環境整備も推進
二輪復活の担い手として業界の期待を集めているのが、余暇でバイクを楽しむ中高年層だ。ヤマハ発動機販売営業企画部長の宮田浩司取締役は「出荷台数が一番多かった1970~80年代にバイクを楽しんだ人たちが子育てを終えて戻ってきた」と説明する。
昔のように速さを競うのではなく、ツーリング先でのライダー同士の交流や走行時の快適性を重視する。
スズキが1月に発売した「GSR250S」は風よけを大きくしたり、「前傾姿勢で腰が痛くならないよう」(関係者)ハンドル位置を既存モデルより高くしたりするなど中高年層の長距離走行を意識した。