“理想郷”遠ざかるソニー 電機・娯楽・金融…目指すは「感動」 (3/4ページ)

2014.2.11 08:45

 1979年に米保険大手と生保の合弁を設立し、悲願の金融参入を果たした際、盛田昭夫氏は「大手と同じことをしても仕方がない」と言い切ったという。

 営業職員が複雑な保険を職場で説明して売る方法が一般的だった生保業界。ソニー生命は金融の高度な知識を持つ「ライフプランナー」を育て、家庭に出向いて客に適した保険を売る手法を生み出し、生保営業に革命を起こした。

 続いて参入したソニー損害保険は、走行距離に応じた割安な保険料の自動車保険を業界で初めて発売。ソニー銀行はネット銀行で初の住宅ローンサービスに進出を果たし、ネットを駆使した使い勝手の良いサービスで存在感を高めている。

 ライバルが実証

 ソニーの平井一夫社長が追い求める「ソフトとハードの融合」は、こうした新規分野のサービスと、技術力の結集であるハード機器の相乗効果を高める考えだ。「融合」への挑戦は、「第2の創業」を掲げた出井伸之氏の時代から続いているが、これまで大きな成果につながっていない。

「ソニーは収益力のある娯楽、金融にもっと傾注すべきだ」との指摘も

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