帝人の高機能の極細繊維ナノファイバーを利用した靴下などがランナーに人気だ【拡大】
ナノファイバーは繊維をアルカリ溶液で溶かす工程が必要なため、その分、手間がかかる。開発当初は生地にした段階で加工していたが、昨年からは糸の段階で加工を終わらせて、編み込むだけで製品加工できるようになり、商品展開が多面的にできるようになった。
ソックスと中敷きで足の裏を強くグリップするので「走りやすい」というランナーの声も多いという。同社が直販するだけでなく、ニューバランスジャパンのランニングソックスなど、他社にも素材として採用されるなど、広がりを見せている。海外のスポーツアパレルからも引き合いがあるという。
糸段階でナノファイバーに加工する技術は、グループ企業の帝人テクロス(愛知県稲沢市)が行っている。加工に際し、専用の機械設備を新たに1台導入し、来年度には数千万円規模をかけ複数台を導入し、新たな採用に備える。