労働力人口に占める女性割合【拡大】
オフィス事業部の宮地紋子さんは、そう見据える。森ビルは昨年5月に「女性が働きやすいオフィス環境」をテーマに専門チームを発足。社内外の働く母親を対象に、こうしたイベントやヒアリングを積極的に行っている。
その結果「昼休みにスーパーで食材の調達をしたい」「学童保育があるといい」「週末の子供向けイベント情報がほしい」などのニーズが浮き彫りになった。
「男性中心のオフィスビルにはなかった、より生活感のある需要が見えてきた」と、同社広報室の深野有紀さんは指摘する。今後も専門チームで女性のニーズを吸い上げ、オフィスビル開発に生かしていくという。
「感度の高い女性にとって快適なビルは男性も快適」。そう話すのは、東急不動産事業企画グループの仲神志保さんだ。2012年12月に完成した新目黒東急ビルでは、女性が働きやすいオフィスを意識し光、緑、風を取り入れる設計にした。従来の「男性ばかりのオフィスビル」にはなかった発想という。