健康志向を追い風に、「希少糖」を使ったデザートがコンビニエンスストアに相次いで登場している。希少糖の一種には体脂肪の蓄積を抑えるなどの研究結果が報告されており、「甘い物を食べたいけど、健康も気になる」という消費者を狙って商品を拡充する動きが広がっている。
ミニストップは4日、希少糖を使ったデザート「ビタミン果実のパフェ」(180円)、「オレンジショートケーキ希少糖入り」(210円)を発売した。いずれも使用する糖分の約20%を希少糖を含んだシロップに置き換えた。
希少糖は、香川大などが中心となって研究を進めてきた糖分で、自然界に約50種類存在するという。その一種「D-プシコース」は、砂糖の7割程度の糖分がありながらカロリーゼロ。
さらに食後の血糖値上昇や体脂肪の蓄積を抑える作用があるという。昨年には「D-プシコース」が5%強を占めるシロップが発売され、一般の商品にも広く使用されるようになった。