「健康が気になるけど、甘い物が食べたいという消費者のニーズに応えた」と話すのは、サークルKサンクス商品本部でデザートを担当する高本晃司バイヤー。同社は1月28日に「ぷにもちシュー(ミルク)~希少糖入り~」(90円)など3種の希少糖入りデザートを発売した。
ぷにもちシューは、使用する甘味料の20%を希少糖入りシロップに置き換え、原料の見直しなどでカロリーを10%抑えることに成功した。発売翌週には売り上げが落ちる商品が多い中、2週目以降も販売は好調だ。
コンビニ各社は、こだわりの食材を使った「付加価値の高い商品を強化」(高本バイヤー)しており、同社は3月中旬に希少糖を使った新商品を投入する予定だ。
今年1月にチルドカップ入りコーヒー飲料「希少糖入りソイラテ」を発売したローソンは、3月にも希少糖を使ったパンやデザートを発売する計画。
コンビニコーヒーの需要拡大でついで買いが見込まれるデザートは、各社が商品を強化する分野。希少糖を軸にデザートでも熱戦が展開されそうだ。