記録的な大雪の影響で、部品が届かず操業を見合わせていた自動車各社の工場が19日、通常体制に戻った。遅れていた部品が到着したためで、未定としていた19日夜勤以降の操業についてもほぼめどが立った。一方で、各社とも東日本大震災の発生で、調達先を複数化したり、部品在庫を多めにするなどの対策を講じてきたものの、万全でないことが浮き彫りとなった。
19日午後、富士重工業は、これまで未定としていた群馬県の全工場の19日夜勤の通常操業を決めた。同社によると、「高速道路が寸断された状況が解消され、部品供給が確保できる状態に戻ったため」(広報部)という。ただ、20日以降の操業が安定するかについては、引き続き注視していくとしている。
日産自動車は、部品が届いたことで、栃木工場(栃木県上三川町)の生産を18日夜から順次、再開。19日早朝から通常操業に戻った。同社によると、「17日などは、従業員の出勤に影響はなかったので、改善活動などに充てていた」という。