メキシコで自動車工場の建設ラッシュが続くのは、高いコスト競争力が背景にある。マツダによると労働コストはタイと同レベル、米国の8分の1程度にとどまる。また、賃金上昇のスピードも新興国のなかでは緩やかだという。
さらに、メキシコは北米や欧州、中南米など世界40カ国以上とFTAを結んでいる。例えば米国なら、一定の現地調達率を満たせば日本から自動車を輸出する際に課せられる2.5%の関税がかからない。
こうした優位性を生かして、メキシコは自動車生産の約8割(242万台、13年)を輸出する世界4位の輸出大国となった。