大手百貨店3社が3日発表した2月の既存店売上高(速報ベース)は、そろって前年同月の実績を上回った。関東甲信地方を中心に大雪が続き客足が落ち込んだものの、消費税率引き上げ前の駆け込み需要や中国の春節休暇による外国人観光客の増加が全体を押し上げた。
三越伊勢丹は伊勢丹新宿本店が7カ月連続、三越銀座店が2カ月連続でそれぞれ前年同月比2ケタ増の伸びをみせ、降雪の影響で不調だった郊外店の落ち込みをカバーした。全体でも4%伸びた。
J・フロントリテイリングは駆け込み需要で婚約指輪が3割増となるなど、高額品が堅調で全体でも同6・9%増。2月中旬から化粧品のまとめ買いなど消費財の駆け込み需要も本格化しているという。
同4%増だった高島屋は22日以降の1週間の売上高が同15%増となり、駆け込み需要の効果とみている。
外国人観光客の免税売上高は銀座三越で過去最高を更新。J・フロントも主要10店計で同82%増だった。