教育資金贈与信託は、教育資金として贈与する場合に、30歳未満の孫や子供1人当たり1500万円まで贈与税が非課税になる制度に対応した金融商品。13年4月から15年12月末までの贈与が対象になる。
昨年12月末の段階で三菱UFJ、三井住友、みずほの各信託銀行と、りそな銀行の大手4行の合計で累計の契約件数は5万2765件と5万件を突破。金額も3500億円を超えていた。「初年度は2500件の契約を見込んでいたが、2月末までに計画の4倍を超えた」(りそな銀行幹部)といい、各行の契約は当初計画を上回るペースで伸びている。
教育資金贈与信託の販売が拡大している背景には、15年1月に基礎控除額が引き下げられて相続税が実質的に増税されることを控え、相続税対策の関心が高まっていることもある。みずほ信託では、1人の顧客が20人以上の孫やひ孫に対し、合計で1億円を超える教育資金贈与信託を契約した例もあるという。