◇
■Windows XPサポート終了に伴うリスクとは
1年ほど前から、新聞やテレビなどでも報道されていたWindows XPのサポート終了は、パソコンを使っている企業にとって、どのようなリスクをもたらすのだろうか。その危険性について、NTT東日本では次のように説明する。
「これまで、ウィンドウズ(Windows)を提供する米マイクロソフトはWindows XPの不具合やトラブルに対して、解決手段を提供してきました。それは、セキュリティ対策においても同様で、新種のウイルスなどが発生すると、対抗するためのプログラムをインターネット経由で配布するなどして、Windows XPの改修を行ってきました。それは、ちょうど医者と患者のような関係で、Windows XPの病気に対してサポートという形の診療を行ってきたようなものです。その診察や診療にあたるサポートが、Windows XPという基本ソフトに対して2014年4月9日で終了してしまうのです」
Windows XPが登場したのは、2001年の10月。マイクロソフトでは、メーンストリームと呼ばれる通常のサポート期間7年に加えて、延長サポートと呼ぶ5年間を追加し、さらに半年延長して、12年半に及ぶサポートを継続してきた。その間に、Windowsは、Vistaから7そして8へと進化し、最新のWindows 8では、XPの約2.8倍という起動時間の速さを実現している。またセキュリティーに対するリスクを比較しても、Windows XPは8に対して約6.5倍という感染の危険性もある。その上さらに、2014年4月9日でサポートが終了して、マイクロソフトからセキュリティーを強化するプログラムの提供が停止すれば、その危険性はさらに高くなる。