ルネサス再建へ苦闘、変化の兆し 母体3社のしがらみ解消へ (3/4ページ)

2014.3.18 07:04

 10年4月に発足したルネサスは「日の丸半導体」復活の象徴ともてはやされたが、実情は「母体3社がいがみ合い、ガバナンス(企業統治)が不明確だった」(革新機構幹部)。課題だった固定費の削減は進まず、赤字を垂れ流してきた。

 作田氏がまず切り込んだのは役員人事だった。役員数を大幅に減らし、社外取締役を除く取締役を3人に絞った。昨年11月にはフリースケールの日本法人で社長を務めた高橋恒雄氏をCSMO(最高マーケティング責任者)として招聘(しょうへい)した。

 さらに「市場や顧客からかけ離れている」(作田氏)として、ビジネスモデルの転換に着手した。それまでは下請け意識もあり、自動車会社向けの半導体などを言い値で製造してきたが、複数の製品やソフトウエア、サービスを組み合わせた事業展開を図り、外部の技術も取り入れる方向にかじを切った。

「今の事業部長は本気で改革したい『肉食系』しかいない」

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