ヤマトホールディングス傘下のヤマトマルチメンテナンスソリューションズ(東京都江東区)は、外資系企業や新興・中小企業が販売する家電製品向けのアフターサービスを本格展開する。ヤマト運輸がもつ宅配便の全国ネットワークを利用、24時間稼働の物流ターミナル「羽田クロノゲート」を拠点にサービスを強化し、顧客獲得に乗り出す。
2008年から提供するメンテナンスサポートサービスでは、故障した家電製品をコールセンターで受け付けてから製品を回収・修理・返却するまで、家電メーカーなどの契約企業に代わり一貫して実施。修理関連業務を一元的に管理することで契約企業のコスト削減や回収・修理期間の短縮を実現している。
昨年9月、羽田空港に隣接する羽田クロノゲートに同サービスの拠点を設置したことで、修理の受け付けから返却までの時間をさらに短縮できるようになった。同社は「アフターサービス部門を持っていない新興企業や外資系企業への営業活動を積極的に行う」と話す。